1:蚯蚓φ ★[sage]:2010/10/07(木) 21:08:59ID:???

▲現代自動車の販売店(先月、ソウル)
韓国はライバルの日本をまた出し抜こうとしている。今度は貿易協定でだ。
日本が大きな不利益を被る可能性がある。韓国は欧州連合(EU)と米国との間で自由貿易協定
(FTA)の交渉を進展させている。日本の貿易額に占める米、EUの比率は4分の1以上だ。
日本の経済産業省によると、韓国がFTAを結んだか、実質的に締結した国との貿易量は全体の
36%を占めるが、日本の場合は17%にすぎず、しかもEUと米国との間で結ばれる兆しは見えない。
韓国とEUとのFTAは来年7月に発効の見込みで、一方、米国との協定は米議会の批准を待って
いるところだ。EUとの協定ではまず韓国の対EU輸出にかかる関税の約80%を撤廃、対韓国輸出
では3分の2が撤廃される。
日本が最も避けたいことは、既に強力なブランドを持ち、ウォン安の追い風を受けている現代自動
車やLG電子といった韓国のライバルが一段と有利になることだ。しかし、これはまさに今起きようと
していることだ。
自動車セクターで見ると、2万5000ドル(208万円)の韓国の車はEU域内で1ユーロたりとも関税
が上乗せされないことになる。(現地税は別)一方で、日本の乗用車は10%の関税がかかるため
2500ドルが上乗せされる。
日本自動車工業会の幹部によると、これは日本――既に円高で打撃を受けている――からの輸
出だけではなく、EU域内で車を生産している企業にも打撃となる。
最も打撃が大きいと見られるのは、販売台数の5分の1がEU域内であるマツダだ。EU製の車を
主に販売しているトヨタ自動車のEU販売数は10%以上、ソニーは収入の4分の1程度をEUで得
ている。
日本の産業界は対EUなどの貿易協定を促進するよう政府に要求している。問題は何なのか。答
えは農業だ。農業部門の要求を和らげる方策はあるものの、日本は韓国が対米、対EU協定で同
部門の反対に打ち勝つために行ったような厳しい政治的な決断をしていない。
韓国はコメなど一部のセンシティブな製品の免除を実現した。一方で、韓国政府は、例えば期間
10年、総額270億ドルの国内農家向け支援策をまとめた。 つまり、農家の競争力を高めて米農産
物市場へのアクセスを高めようとするものだ。日本政府にとってこうした代償は大きすぎて実行でき
ないのだ。
[ハード・オン・ザ・ストリート(Heard on the Street)は1960年代から続く全米のビジネス・リーダー必
読のWSJ定番コラム。2008年のリニューアルでアメリカ、ヨーロッパ、アジア各国に 駐在する10人
以上の記者が加わり、グローバルな取材力をさらに強化。刻々と変わる世界市場の動きをWSJ日
本版でもスピーディーに紹介していく]
ソース:WSJ日本語版<【コラム】韓国、FTAでも日本を出し抜く>
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2010/10/07/%E3%80%90%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%
80%91%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%80%81%EF%BD%86%EF%BD%94%EF%BD%81%E3%81%A7%E3%82%
82%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%97%E6%8A%9C%E3%81%8F/
原文: Seoul Outmaneuvers Tokyo, Again
http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Heard-on-the-Street/node_117327/(language)/eng-US
関連スレ:
【韓国/EU】 FTA正式署名、来年7月に発効へ。長期的にGDPが5%超の経済効果 [10/06]
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1286366906/
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▲現代自動車の販売店(先月、ソウル)
韓国はライバルの日本をまた出し抜こうとしている。今度は貿易協定でだ。
日本が大きな不利益を被る可能性がある。韓国は欧州連合(EU)と米国との間で自由貿易協定
(FTA)の交渉を進展させている。日本の貿易額に占める米、EUの比率は4分の1以上だ。
日本の経済産業省によると、韓国がFTAを結んだか、実質的に締結した国との貿易量は全体の
36%を占めるが、日本の場合は17%にすぎず、しかもEUと米国との間で結ばれる兆しは見えない。
韓国とEUとのFTAは来年7月に発効の見込みで、一方、米国との協定は米議会の批准を待って
いるところだ。EUとの協定ではまず韓国の対EU輸出にかかる関税の約80%を撤廃、対韓国輸出
では3分の2が撤廃される。
日本が最も避けたいことは、既に強力なブランドを持ち、ウォン安の追い風を受けている現代自動
車やLG電子といった韓国のライバルが一段と有利になることだ。しかし、これはまさに今起きようと
していることだ。
自動車セクターで見ると、2万5000ドル(208万円)の韓国の車はEU域内で1ユーロたりとも関税
が上乗せされないことになる。(現地税は別)一方で、日本の乗用車は10%の関税がかかるため
2500ドルが上乗せされる。
日本自動車工業会の幹部によると、これは日本――既に円高で打撃を受けている――からの輸
出だけではなく、EU域内で車を生産している企業にも打撃となる。
最も打撃が大きいと見られるのは、販売台数の5分の1がEU域内であるマツダだ。EU製の車を
主に販売しているトヨタ自動車のEU販売数は10%以上、ソニーは収入の4分の1程度をEUで得
ている。
日本の産業界は対EUなどの貿易協定を促進するよう政府に要求している。問題は何なのか。答
えは農業だ。農業部門の要求を和らげる方策はあるものの、日本は韓国が対米、対EU協定で同
部門の反対に打ち勝つために行ったような厳しい政治的な決断をしていない。
韓国はコメなど一部のセンシティブな製品の免除を実現した。一方で、韓国政府は、例えば期間
10年、総額270億ドルの国内農家向け支援策をまとめた。 つまり、農家の競争力を高めて米農産
物市場へのアクセスを高めようとするものだ。日本政府にとってこうした代償は大きすぎて実行でき
ないのだ。
[ハード・オン・ザ・ストリート(Heard on the Street)は1960年代から続く全米のビジネス・リーダー必
読のWSJ定番コラム。2008年のリニューアルでアメリカ、ヨーロッパ、アジア各国に 駐在する10人
以上の記者が加わり、グローバルな取材力をさらに強化。刻々と変わる世界市場の動きをWSJ日
本版でもスピーディーに紹介していく]
ソース:WSJ日本語版<【コラム】韓国、FTAでも日本を出し抜く>
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2010/10/07/%E3%80%90%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%
80%91%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%80%81%EF%BD%86%EF%BD%94%EF%BD%81%E3%81%A7%E3%82%
82%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%97%E6%8A%9C%E3%81%8F/
原文: Seoul Outmaneuvers Tokyo, Again
http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Heard-on-the-Street/node_117327/(language)/eng-US
関連スレ:
【韓国/EU】 FTA正式署名、来年7月に発効へ。長期的にGDPが5%超の経済効果 [10/06]
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1286366906/
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